『運』を分析してみる②(友学館)

(1)意識次第

運というのは、その人の意識次第であると考えられる。

確かに、知覚障がいの方が人工内耳の手術をして機械のおかげで聞こえるようになった時に、自分は「運がいい」と言う。

これがまさに本人の意識次第とも言える。自分は不運でもっといい運が来るようにと思っている人も、

実は運に恵まれて生きていると自覚しなければならないかもしれない。

(2)運が悪くなる条件

安岡正篤氏の『陰騭録(いんしつろく)』に書かれている

『運が悪くなる条件』これが実に的を得ていて

「潔癖(けっぺき)すぎる」

「怒りっぽい」

「愛情や敬う気持ちが足りない」

「しゃべりすぎる」

と書かれている。

(3)運は常に準備しないと見過ごしてしまう

「勝利の女神は細部に宿る」

運は誰にでも、どこにでも平等に流れていて、それを掴むか掴み損ねるかの差ではないかと思っている。

そして運は常に準備していないと見過ごしてしまうし、小さなところが分かれ目になるのではないでしょうか。

サッカー元日本代表監督の岡田武史氏はこう語るのだ。

(4)よかったところに目を向けていく

起きた事実は変えられません。でもそれをどう受け止め、どう生かしていくかで

運は左右されると思う。マイナスなところがあっても、よかったところに目を向けていくほうが豊かな人生になっていく

福岡ソフトバンクホークス監督の小久保裕紀氏はこう語る。

次回は「運はコントロールできるもの」というテーマで進めていきます。