『極夜行』(鎌田)


つい最近読んだ本についてです。


『極夜行』 角幡 唯介

僕がこれまで読んだことのなかったジャンルのもので、
角幡さんが行った冒険についてのノンフィクションです。

男だったら誰もが心のどこかで憧れるのではないか?と思う、冒険。

その本によると、二十一世紀に入ると、
いよいよ「地理的な未開の地」(冒険に値する)というものは
地球上からなくなっており、別の角度からの冒険を模索する必要があったそう。

角幡さんが四十歳を迎えるにあたって、人生最高の冒険に挑戦しようと試みたのが、
太陽の昇らない「極夜」の中での単独行(一匹の犬と共に)。
※中学地理にも登場する「白夜」は1日中太陽の影響で明るい状態が続くことを指すので、
 「極夜」はその逆です

北極圏にて実行されますが、その主目的は極夜の中でどこかに辿り着くことではなく、
極夜そのものを体験すること。そして、その果てに見る太陽に何を想うのか?です。



色々な意味で興味をそそられる本で、
実際に読んで「こんなにもフィクションのようなことが現実に起こるのか!」
と思わせられながら、大変興味深く読ませて頂きました。

やはり、本の大きな利点は、
「自分以外の人の体験を追体験できること」だと思います。


冒険と呼ぶにはほど遠すぎますが、
普段の生活圏を脱するという意味では、
つい最近、山登りをちょくちょく再開しています。

家からとても近いところにある山ですが、
頂上からは岐阜城を見下ろすことができて、
リフレッシュにちょうど良いです♪


大規模なものはなかなか難しいですが、
普段の自分の生活ルーティンから少し外れてみるだけで、
新たな発見があるものです♪